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CFT構造賞

2022年度 CFT構造賞

理化学研究所本部棟

建築場所:埼玉県和光市広沢2番1号
建築用途:研究所、事務所
階 数:地上7階、塔屋1階
建築面積:約2,257㎡    延床面積:約14,245㎡
軒  高:33.33 m
主体構造:
地上 柱:CFT造(充填コンクリート Fc36~45)
梁:鉄骨造
建築主:(株)和光アールサポートPFI
設計者:竹中工務店・佐藤総合計画 設計共同企業体
施工者:(株)竹中工務店
選考理由:
(意匠)研究所の事務機能を集約した危機管理機能を持つ本部施設。免震構造とCFTラーメンにより
           フレキシビリティの高い事務空間を実現している。格子状のPCaフィンが、採光環境の向上と
           日射負荷の抑制、周辺建物との調和を図ると共に外観の特徴となっている。
(構造)基礎免震とCFTラーメンの親和性の高い構造計画である。CFT柱と免震装置との接合部については、
            充填コンクリートからの応力をより直接的に免震装置へ伝達することと、将来の免震装置の取り
            換え時に装置だけを滑らかに引き出せるようにすることの相反する要件を満足させるため、免震装置と
            接合する鉄骨面にフェーシング加工を施した上で孔を設け、薄鋼鈑を挟み、高力ボルトで接合する
            などの工夫を行っている。
(普及)CFT造と免震装置との接合ディテールの工夫が、今後の技術的展開に寄与するものとして評価された。




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